「キング・ソロモン」を鑑賞!おすすめの名作映画です!

映画 名作映画レビュー(1930年代)

1937年のイギリス映画
「キング・ソロモン(King Solomon’s Mines)」
についてです。

ネタバレもありますので、ご注意を!

キング・ソロモンとは

「キング・ソロモン」は、
アフリカの大地に眠るソロモン王の宝を
巡って繰り広げられる大冒険物語です。

監督は「ジェーン・エア(1943)」や
ディズニー映画の監督として有名な
英国のロバート・スティーヴンソンで、
彼のハリウッド進出前の作品になります。

出演は「ショウボート(1936)」の
ポール・ロブソン、
「断崖(1941)」「ロープ(1948)」の
セドリック・ハードウィック、
「わが谷は緑なりき(1941)」の
アンナ・リーなど。

原作は英国作家
ヘンリー・ライダー・ハガードの
「ソロモン王の洞窟」で、
本作が初の映画化ですが、
以降何度も映画化されていて、
デボラ・カー出演の1950年版
(アカデミー作品賞にノミネート)や
シャロン・ストーン出演の1985年版が
有名かなと思います。

ちなみに、主人公の冒険家
アラン・クォーターメインは、
ショーン・コネリー最後の出演映画である
2003年公開「リーグ・オブ・レジェンド」で、
ショーン・コネリーが演じた役です。

あらすじ

一攫千金を夢見てアフリカに渡った
オブライエンとキャシーのイギリス人父娘は、
現地でガイドをしているクォーターメインと
出会い、彼の馬車に乗せてもらう。

道中、瀕死のスペイン人を見つけるが、
彼はソロモン王の宝の存在を語り息絶える。
彼の持っていた地図には、砂漠と山を越えた先に
宝の在りかが示されていた。

オブライエンは、キャシーを危険に
巻き込まないために単独で宝探しへ出発。
それを知ったキャシーは、現地に詳しい
アフリカ人のウムボパと共に父を追う。

乗り気でなかったクォーターメインも
キャシーたちを死なせるわけにはいかないと、
ガイド中の顧客・グッド中佐&カーティス卿と
共にキャシーたちの後を追う。

クォーターメインはキャシーたちに追いつき
彼女に戻るよう告げるが、彼女の意志は固く、
結局クォーターメインも同行することに。

砂漠の旅は困難を極めたが、
一行はようやくある部族の集落にたどり着く。
ウムボパは本来、この部族の長になる人物
だったが、敵対勢力に追放されていたのだ。

一行は囚われの身となるが、
みんなで協力して戦い、敵対勢力に勝利。
ウムボパは晴れて族長として迎えられる。

集落の奥深くにある洞窟へ入る一行。
その中で、探し求めていたソロモン王の宝、
そしてキャシーの父オブライエンを発見する。

しかし洞窟が崩れ始めたので、
一行は宝をあきらめ、オブライエンと共に脱出。
一行はウムボパに見送られ、現地を後にした。

感想

王の宝をめぐる大冒険劇で、
「インディ・ジョーンズ」を彷彿させる
内容です。

1937年という時代を考えれば、
ハリウッド映画でもないのに、
とてもよくできていると思います。

明らかに合成の箇所も
多々ありますけどね(^^;

アフリカ人ウムボパ役のポール・ロブソンは、
「ショウボート」でも歌っていましたが、
今回もやっぱり歌っています(^^)
でも「ショウボート」の
「オール・マン・リバー」ほどは
心に響かなかったかな。

ともかく、大冒険を楽しめる内容なので、
「インディ・ジョーンズ」風の作品が好きなら、
一見の価値はあると思います(^^)

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