冬に咲く花・蝋梅(ロウバイ)について
色々と調べてみました(^^)
蝋梅の特徴や花言葉など
蝋梅はロウバイ科の落葉低木で、中国が原産国。
17世紀頃に日本に渡ってきたそうです。
名前は「ロウ梅」ですが
梅とは違う種類の植物です。
梅はバラ科になります。
開花時期は12~2月頃、樹高は2~4mほどで、
香りのある黄色い花を
うつむき加減に咲かせます。
花言葉は「愛情」「慈しみ」「慈愛」「先見」
「先導」「優しい心」「ゆかしさ」など。
俳句では冬の季語になっています。
中国では蝋梅の花やつぼみを
風邪の内服薬や火傷の塗り薬としても
利用するそうです。
「ロウバイ」名前の由来は?
漢字表記は「蝋(蠟)梅」もしくは「臘梅」。
「蝋(蠟)梅」表記の由来は、
花が蝋細工(ろうざいく)のような
光沢・質感を持ち、
梅の花に似ていることから。
花の色が蜜蝋(ミツバチの巣の主成分)に
似ているからという説もあります。
「臘梅」表記の由来は、
臘月(陰暦12月の異称、現在の1月ごろ)に
梅に似た花が咲くことから。
また、中国が原産国のため、
唐梅(カラウメ/トウバイ)や
南京梅(ナンキンウメ)といった
別名もあります。
英語名は「Winter sweet」で、
冬に咲く香りのいい花という意味です。
学名は「Chimonanthus praecox」。
「Chimonanthus(キモナンサス)」は
ギリシャ語の「cheimon(冬)」と
「anthos(花)」に由来。
「praecox(プラエコックス)」は
「早期の」「早咲きの」といった意味です。
ややこしい蝋梅の種類
蝋梅の種類については、
色々な分類方法があるみたいですね~。
観光地などでよく見られるのは、
満月蝋梅や素心蝋梅だと思います。
●満月蝋梅(マンゲツロウバイ)
園芸品種で、花の色は濃い黄色。
花は丸みを帯びていて、
中心部に紫っぽい輪がある。
●素心蝋梅(ソシンロウバイ)
園芸品種で、花全体が薄めの黄色。
花は丸みを帯びていて、
中心部に色の変化がない。
花の中心部の色が紫っぽいなら満月系、
中心部も黄色なら素心系っていう
感じでしょうか。
また、原種系の「和蝋梅」という品種もあり、
こちらは花が全体的に小さめ、
花弁はとがっていて、中心部の色は紫系。
「唐蝋梅」とも言うらしいです。
ただ、このあたりの区分は
バラツキがあるようです。
園芸品種も色々とあるみたいですし。。
蝋梅の観光地へ行った時は、
木の前に立てかけてあるはずの説明文で
しっかり確認されることをお勧めします(^^)
蝋梅って、他の花が咲きにくい
真冬の寒い時期に、
香りがいい黄色の花を咲かせてくれるので、
殺風景な冬の景色が明るくなりますよね~。
ほっこりできる花なので、好きなんです(^^)