1953年のアメリカ映画
「百万長者と結婚する方法
(How to Marry a Millionaire)」
についてです。
ネタバレもありますので、ご注意を!
目次
百万長者と結婚する方法とは
監督はジーン・ネグレスコ。
内容はタイトルにある通り、
大金持ちの男性と結婚するために
3人の女性が奔走する
ロマンティック・コメディです。
女性陣を演じるのは、
ローレン・バコール、ベティ・グレイブル、
そしてマリリン・モンロー。
主役はマリリン・モンローではなく、
ローレン・バコールです(^^)
第26回アカデミー賞(1953年対象)で、
・衣裳デザイン賞(カラー)
にノミネートされましたが、
受賞はなりませんでした。
ちなみにこの年のアカデミー作品賞は、
「地上より永遠に」です。
あらすじ
ファッションモデルの
シャッツィ(ローレン・バコール)は、
大金持ちとの結婚を夢見る女性。
リッチな男性と出会うためには
いい場所に住む必要があると考え、
家具付きの高級アパートを借りる。
一人で支払いをするのは大変なので、
モデル仲間の知り合い
ポーラ(マリリン・モンロー)を
一緒に住まわせることに。
ポーラは知り合いのモデル
ロコ(ベティ・グレイブル)も連れてきた。
そして、シャッツィ、ロコ、ポーラの
3人による(家具を売りながらの苦しい^^)
共同生活が始まる。
シャッツィは、トムという貧乏そうな男性に
再三誘われるが無視をして、
金持ちの老人ハンリイと付き合う。
ロコは、金持ちで妻子持ちの男性と
親しくなるが、彼の別荘で働いていた
貧乏だがイケメンのイーベンと恋に落ちる。
ポーラは、自分たちが借りている
高級アパートの本来の持ち主であるフレディ
(現在は脱税容疑で追われる身^^)と、
近眼同士で意気投合し(^^)恋に落ちる。
一方のシャッツィ。
老人ハンリイは自身の高齢を理由に
シャッツィに別れを告げる。
シャッツィは仕方なく、
自分に言い寄ってくるトムと
何度かデートをして親しくなる。
しかし思い直した老人ハンリイは、
シャッツィに求婚して承諾を得る。
迎えたシャッツィと老人ハンリイの結婚式当日。
ロコはイーベンと、
ポーラはフレディとすでに結婚していて、
二組の夫婦は祝福に駆け付ける。
いよいよ結婚式というその時、
シャッツィは老人ハンリイに
トムを愛しているので結婚できないと告白。
寛大な老人ハンリイはそれを受け入れ、
シャッツィの元にトムを案内する。
そして、シャッツィとトムはめでたく結婚。
結局、シャッツィ、ロコ、ポーラの3人は、
大金持ちと結婚はできなかったが、
真実の愛を手に入れることができた。
後日、3組の夫婦が仲良く外食をしていると、
トムが実は大金持ちであることが判明。
女性3人は驚いて倒れるのだった(^^)
感想と見どころ
3人の女性が大金持ちと結婚しようとするも、
貧乏な男性と恋に落ちて結婚。
ただ、男性のうちの一人は、
実は大金持ちだったっていうオチもついた内容。
分かりやすくて見やすい映画です(^^)
この映画最大の見どころは、
マリリン・モンローが出演しているのに、
誰がマリリン・モンローなのか
分からないところ(^^)
本作は3人の女性が主役で、
その3人のうちの誰かが
マリリン・モンローなわけですが、
鑑賞中ずっと違う人を
マリリン・モンローだと思っていました(^^;
見終わってから調べてみて、
あっちがマリリンかい!っていう感じ(^^;
だって、マリリン・モンローなのに、
3人の中で一番影が薄いし、眼鏡っ子だし(^^;
そういえば「イブの総て」に
脇役で出演していた時も、
あれがマリリン・モンローだと
言われなければ分からなかったです(^^;
後の世のセクシーなイメージが
強すぎるんですかね~。
あと、面白かったセリフが、
ローレン・バコール演じるシャッツィの
「私は年上が好きなの。
ルーズベルト、チャーチル、そしてボガート」
ボガートとはもちろん、
大物俳優ハンフリー・ボガートのこと。
ローレン・バコールの実の夫です(^^)
ローレン・バコールが20歳で結婚した時、
ハンフリー・ボガートは45歳。
本当に年上が好きだったようで(^^)
コメディ映画ならではの演出ですね~。