「雨に唄えば」を鑑賞!おすすめの名作映画です!

映画 名作映画レビュー(1950年代)

1952年のアメリカ映画
「雨に唄えば(Singin’ in the Rain)」
についてです。

ネタバレもありますので、ご注意を!

雨に唄えばとは

1952年公開映画「雨に唄えば」は、
ミュージカル映画の金字塔として
名高い作品です。

国内でも、宝塚劇場やアダム・クーパーの
来日公演で、繰り返し舞台化されてます。

何度も舞台化されるいうことは、
それだけこの作品が、時代や国境を越えて
愛され続けている証拠ですよね(^^)

映画の主演はジーン・ケリー
(Gene Kelly,1912-1996)で、
ヒロインはデビー・レイノルズ
(Debbie Reynolds,1932-2016)。

ジーン・ケリーは、スタンリー・ドーネンと
共同で、本作の監督も務めています。

デビー・レイノルズは、この作品でブレイクして
人気女優の道を歩むことになります。

ちなみに、スターウォーズのレイア姫役で
おなじみのキャリー・フィッシャーは、
デビー・レイノルズの実の娘さん。

2016年末、母娘の相次ぐ訃報を聞いた時は、
本当に驚きました・・・。

「雨に唄えば」はとても有名な映画ですが、
アカデミー賞は受賞してないんですよね。

助演女優賞とミュージカル音楽賞でノミネート
されていますが、どちらも受賞はならず。

この年1952年のアカデミー賞は、
作品賞が「地上最大のショウ」、
主演男優賞は「真昼の決闘」で保安官役を演じた
ゲイリー・クーパーが受賞しています。

・・・まぁ相手が悪かったですかね。

とんでもないスケールのサーカス映画と、
渋すぎる大スターが相手では(^^;

でも「雨に唄えば」も、
作品賞や主演&助演男優賞を受賞していても
おかしくない作品だと思います!

簡単なあらすじ

時代はサイレント(無声)映画の全盛期。

サイレント映画界の大スターである
ドンとリナは恋人同士で、
共演作はすべて大ヒット。

でも、本当は見せかけのカップルで、
ドンは高飛車な性格のリナに対して
冷め切っていた。

そんな中、ドンとリナは初めて
トーキー(有声)映画に出演することに。

しかしリナは演技力が低く、
さらにトーキーに重要な「声」の質が
致命的に悪かった。

映画の失敗を避けるために
考え出された方法が、
「リナの声を別人の声で吹き替える」
というもの。

その声役に選ばれたのが、
ドンと密かに恋仲にある
新人女優のキャシーだった。

トーキー映画は成功するのか、
そしてドンとキャシーの恋の行方は・・・。

見どころ3選

サイレントからトーキーへ

サイレント映画からトーキー映画へ
移行する時期の話なので、
その時の映画界で何があったのかを
知ることができます。

私はこの映画で「トーキー」っていう言葉を
初めて知りました(^^)

今ではトーキー映画が当たり前ですけど、
当時はすごい苦労があったんだなと。。

映画の中で、その辺りの苦労話は
コメディ調で語られているので、
肩の力を抜いて見ることができますよ~。

いい勉強になりました(^^)

レベルの高いコメディ

ミュージカル映画として有名ですけど、
コメディ映画としても秀逸だと思います。

特に、主人公の親友役で出演している、
ドナルド・オコーナーの演技力がすごいですね。

歌って踊れて芸達者で、
これぞエンターティナーっていう感じです。

一体どれだけの努力をすれば、
あれだけの「芸」を
身につけることができるのか。。

彼がコミカルな演技を披露している場面は、
見ていて引きつけられます!

イケメンレベルはジーン・ケリーの方が
上ですけど、
芸人レベルはドナルド・オコーナーの方が
上ですね(^^)

タップダンス&「Singin’ in the Rain」

主人公を演じるジーン・ケリーが、
映画タイトルにもなっている
「Singin’ in the Rain」を歌いながら、
雨の中でタップダンスをするシーン。

映画史に残る名場面として有名ですよね(^^)

好きな人と両想いになれた喜びを、
雨でずぶ濡れになることもお構いなく、
全身を使いダンスで歌で表現しています。

最後にちゃんとオチもついていて、
文句のつけようがない名場面です(^^)

ミュージカルシーンのジーン・ケリーは、
この場面以外でも
目がキラキラしてるのが印象的です。

特に顔のアップになった時は(^^)

スターだったんだな~って思います。

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