「奥様は魔女」を鑑賞!おすすめの名作映画です!

映画 名作映画レビュー(1940年代)

1942年のアメリカ映画
「奥様は魔女(I Married a Witch)」
についてです。

ネタバレもありますので、ご注意を!

奥様は魔女とは

「奥様は魔女」といえば
アメリカのテレビシリーズが有名ですが、
その原点ともいえる作品が本作です。

監督はフランス人のルネ・クレール、
主演の魔女役はヴェロニカ・レイク、
その相手役はフレドリック・マーチです。

ヴェロニカ・レイクといえば、
右目が隠れる特徴的な髪形で有名ですが、
本作ではまだ10代の若かりし頃の彼女を
見ることができます。

フレドリック・マーチは、
1931年の「ジキル博士とハイド氏」と
1946年の「我等の生涯の最良の年」で、
アカデミー主演男優賞を2度獲得した名優ですね。

本作は第15回アカデミー賞(1942年対象)で
・ドラマ音楽賞
にノミネートされましたが、受賞はならず。

ちなみに、この年の作品賞は
ウィリアム・ワイラー監督の
「ミニヴァー夫人」が受賞しています。

あらすじ

17世紀のアメリカ。

魔法使いの父ダニエルと
その娘ジェニファー(ヴェロニカ・レイク)は、
ウーリー家当主(フレドリック・マーチ)の
告発によって捉えられ、火あぶりの刑に。

その灰は木の下に埋められ封印されるが、
父娘はウーリー家への復讐を誓っていた。

ジェニファーが
ウーリー家の男は結婚に失敗するという
呪いをかけていたため、
ウーリー家当主の結婚は代々上手くいかず、
その様子を父娘は灰になりながらも
ほくそ笑みながら見続けていた。

時は流れ20世紀。

ウーリー家当代のウォレスは
知事選への立候補を控えていて、
さらに新聞社社長の娘エステルと
結婚間近であった。

立候補に向けたパーティーの日、
魔法使いの父娘が埋められた木に雷が落ちて
封印が解けてしまう。

娘ジェニファーは、にっくきウーリー家の
当主が結婚間近であることを知り、彼を
自分の虜にして結婚をつぶすことを思いつく。

自分の魅力でウォレスを落とそうとするが、
父ダニエルに魔法使いらしく魔法を使えと
言われ、惚れ薬を調合する。

しかし、ウォレスに飲ませる前に
気を失ってしまい、逆に彼から
惚れ薬入りの飲み物を飲まされる。

ウォレスを本気で好きになるジェニファー。

ウォレスもまんざらではない様子(^^)

ウォレスとエステルの結婚式当日、
ジェニファーはウォレスと一緒にいるところを
エステルに見せつけ、結婚は破談。

ジェニファーはウォレスと結婚し、
良き妻になることを誓う。

ジェニファーはウォレスに
魔法使いであることを打ち明け、
魔法の力でウォレスは知事選に圧勝(^^)

そこへ、ジェニファーの父ダニエルが登場。

彼は娘に対し、自分たちを火あぶりにした
敵の子孫と結婚するとは何事かと激怒し、
彼女から魔法の力を奪い取る。

ジェニファーはウォレスと共に逃げるが、
ダニエルに捕まる。

ダニエルとジェニファーは車に乗るが、
その車が木に激突して、
二人は煙になってしまう。

しかし、ジェニファーは実体を取り戻し、
隙を見て煙のダニエルを酒瓶に閉じ込める。

その後、ジェニファーは
ウォレスと共に幸せな結婚生活を送り、
生まれた娘に「サマンサ」という名前を付ける。

サマンサは、ほうきにまたがって遊ぶのが
大好きな女の子だった(^^)

感想

魔女ジェニファー役のヴェロニカ・レイクが
とにかく可愛らしいです(^^)

本作で初めて見たんですが、
小柄でキュートではまり役ですね~。

相手役のフレドリック・マーチは、
オスカーを獲得した
「ジキル博士とハイド氏」での二重人格者や
「我等の生涯の最良の年」での悩める帰還兵
とは、全く異なるコミカルな演技(^^)

さすがに芸の幅が広いです。

テレビシリーズ「奥さまと魔女」で
おなじみの魔女サマンサは、
本作ではラストで主人公夫婦の娘として登場。

この子が将来あのサマンサになるのかと思うと、
感慨深いものがありますね(^^)

終始コミカルな内容でテンポもよく、
今見ても十分楽しめる作品です(^^)

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