映画「ガス燈」概要・あらすじ・感想

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1944年のアメリカ映画
「ガス燈(Gaslight)」についてです。

ネタバレもありますので、ご注意を!

目次

概要

あらすじ

感想

概要

ジョージ・キューカー監督の
サスペンス映画「ガス燈」。

主演はイングリッド・バーグマンです。

第17回アカデミー賞(1944年対象)では、
・作品賞
・主演男優賞(シャルル・ボワイエ)
・主演女優賞(イングリッド・バーグマン)
・助演女優賞(アンジェラ・ランズベリー)
・脚色賞
・美術監督賞(白黒)
・撮影賞(白黒)
の7部門でノミネートされ、
・主演女優賞
・美術監督賞(白黒)
の2部門を受賞しています。

この年の作品賞は「我が道を往く」で、
作品賞を含めて7部門を受賞。

イングリッド・バーグマンにとっては、
前年の「誰が為に鐘は鳴る」で
獲得できなかった主演女優賞の獲得で、
彼女の初オスカーになりますね。


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あらすじ

ポーラ(イングリッド・バーグマン)は、
イギリス・ロンドンで
人気歌手である叔母アリスに育てられたが、
ある日叔母が何者かに殺害。

犯人は見つからないまま、
ポーラはイタリアに音楽留学する。

イタリアの音楽教室で
歌手になるためのレッスンを受けるポーラは、
教室で知り合ったピアニストの
グレゴリー(シャルル・ボワイエ)と恋に落ち、
歌手を諦め、結婚する。

ロンドンで暮らすのが夢だという
グレゴリーのため、ポーラは、
叔母の事件以降、空き家になっていた
ロンドンの家に戻ることを決意。

引っ越しの日、
久々に叔母に育てられた家に入ったポーラは、
ピアノの楽譜の間に
セルギウス・バウアーという差出人からの
手紙を見つけるが、
それは事件の2日前に届いた手紙だった。

手紙を見たグレゴリーは態度を一変させるが、
すぐに気を取り直して
過去のことは忘れなきゃダメだと言い、
叔母との思い出の品を
全て屋根裏部屋に片づけさせる。

家には、耳の遠い年配女性エリザベスと
若い女性ナンシーの、二人の使用人がいた。

ポーラの身の回りでは、
ブローチや絵、時計がなくなったり、
部屋のガス燈の明かりが小さくなったり、
屋根裏部屋から音が聞こえたりと、
奇妙なことが次々と起こる。

グレゴリーは、物がなくなるのは
ポーラが隠しているからだと言い、
二人の使用人は、家で変わったことは
何も起こっていないと言う。

グレゴリーは事あるごとにポーラを叱責し、
ポーラは次第に
自分がおかしくなったのではないかと
思うようになっていく。

一方、ロンドンの警察。

迷宮入りしている
ポーラの叔母殺害事件の捜査を、
ただ一人続ける刑事ブライアン。

歌手である叔母の大ファンでもあった彼は、
ある日街で叔母そっくりのポーラを見かけるが、
彼女の様子がおかしいことに気づく。

ブライアンがポーラの周辺を捜査していくと、
夫グレゴリーが夜に度々外出して、
隣家から自宅の屋根裏に忍び込むという
奇行を行っていることをつかむ。

これはおかしいと考えたブライアンは、
グレゴリーの外出中にポーラ宅を訪問。

ポーラは最初はブライアンを警戒するが、
彼が叔母のファンであることが分かると
信用していく。

ブライアンはポーラに、
グレゴリーが屋根裏部屋で明かりをつけて
何かをしているので、
この部屋の明かりが小さくなったり
音が聞こえたりするんだと説明する。

初めて自分がおかしいのではないと
他人に認めてもらい喜ぶポーラ。

ブライアンはグレゴリーの書斎から、
無くなったはずのブローチ等を見つけ、
さらにポーラが引っ越しの日に見つけた
手紙の差出人セルギウス・バウアーこそが、
グレゴリーの本名だと説明。

セルギウス・バウアーはすでに結婚していて、
彼こそが叔母殺しの真犯人。

狙いは叔母が持っていた宝石で、
宝石を手に入れるためにポーラと結婚、
そして宝石は屋根裏部屋にあるのだろうと
ブライアンは言い、屋根裏部屋へ向かう。

入れ違いで帰ってきたグレゴリーは、
部屋の異変に気づいてポーラを詰問。

そこにブライアンがやってきて、
格闘の末、グレゴリーは取り押さえられる。

ポーラはグレゴリーと対峙し、
助けてくれと懇願する彼に対して、
自分はあなたが言うように
おかしい女だからと取り合わない。

グレゴリーは逮捕され、
ポーラはブライアンと
いい雰囲気になるのだった(^^)


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感想

見ごたえのあるサスペンスだと思います。

イングリッド・バーグマンが好きかどうかで
評価は変わってくるでしょうけど(^^;

イングリッド・バーグマンの役どころは、
何も悪いことはしていないのに、
夫や周りにお前が悪いんだと言われ続けて、
本当に自分が悪いんだと思い込んでいく役。

美しい女性が精神的に病んでいく様を、
上手く演じていると思います。

クライマックスで
自分を騙し続けた夫と対峙する場面では、
既に正気に戻っているのに
あえて徹底的におかしな女を演じて、
夫を追い詰めていきます。

狂気を演じる様に、
「欲望という名の電車」の
ヴィヴィアン・リーを思い出しました。

ここの演技でオスカーでしょう(^^)

相手役のシャルル・ボワイエも、
オスカーを獲ってもおかしくない
名演というか怪演だったと思います(^^)

妻に優しくする時と叱責する時の、
オンとオフの切り替えがうまいですね~。

刑事役のジョゼフ・コットンも、
イケメンでいい味を出しています(^^)

あと、近所のおばさん役で登場の
メイ・ウィッティが電車で話す場面は
「バルカン超特急」を、
メイドがミルクを持ってくる場面は
「断崖」を思い出させますね~。

サスペンスっていう内容もそうですが、
ヒッチコック監督を意識して
作った作品なのかなと思います(^^)


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