映画「欲望という名の電車」概要・あらすじ・感想

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1951年のアメリカ映画
「欲望という名の電車(A Streetcar Named Desire)」
についてです。

ネタバレもありますので、ご注意を!

目次

概要

あらすじ

感想

概要

エリア・カザン監督の
1951年公開映画「欲望という名の電車」。

ブランチという女性が
崩壊しているさまを描いた作品です。

原作はテネシー・ウィリアムズの同名作で、
1948年にピューリツァー賞を受賞。

ブロードウェイで1947年に初演されており、
主演の男女4人のうち
ジェシカ・タンディ(ブランチ役)以外の3人は、
そのまま映画にも起用されています。

第24回アカデミー賞(1951年対象)では、
・主演女優賞(ヴィヴィアン・リー)
・助演男優賞(カール・マルデン)
・助演女優賞(キム・ハンター)
・美術監督賞(白黒)
の4部門を受賞。

受賞はならなかったものの
ノミネートされた部門は、
・作品賞
・監督賞(エリア・カザン)
・主演男優賞(マーロン・ブランド)
・脚色賞
・ドラマ・コメディ音楽賞
・録音賞
・撮影賞(白黒)
・衣裳デザイン賞(白黒)
となります。

すごいですね~(^^)

この年のアカデミー作品賞は、
ジーン・ケリー主演のミュージカル映画
「巴里のアメリカ人」。

マーロン・ブランドを抑えて
主演男優賞を獲得したのは、
「アフリカの女王」の
ハンフリー・ボガートです。

レベルの高い年だったようですね(^^)


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あらすじ

ニューオーリンズにやってきた
中年女性ブランチ(ヴィヴィアン・リー)は、
「欲望」と行先表示された路面電車に乗り、
妹ステラ(キム・ハンター)の家へと向かう。

かつてブランチは名家のお嬢様だったが、
現在は、家も財も仕事も家族も全てなくし、
精神は不安定気味。

最後の頼みである妹を当てにして、
この街にやってきたのだ。

ブランチとステラの姉妹は再会を喜び合う。

ステラは夫スタンリー(マーロン・ブランド)と
狭い家に住んでおり、第一子を妊娠していた。

ブランチは妹の家で世話になり始めるが、
粗野な性格のスタンリーとはウマが合わない。

やがてブランチは、スタンリーの友人
ミッチ(カール・マルデン)と恋仲になる。

事あるごとにブランチと衝突するスタンリーは、
ブランチが隠している過去・・・
数多くの男と浮名を流してきたこと、
果てには少年にまで手を出し教職を追われたこと
などをつかみ、それをミッチに教える。

すると紳士的だったミッチは豹変。

結婚の約束を反故にし、ブランチを突き放す。

ますます精神が不安定になるブランチ。

そんな時、ステラが産気づき病院へ。

夜、帰ってきたスタンリーは、
ブランチに毒づき、そして襲いかかる。

精神が完全に崩壊したブランチは、
精神病院へと連れていかれるのだった。


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感想

とにかく、出演者の演技力がすごいですね。

アカデミーで、主演女優、助演女優、助演男優の
各賞を受賞したのも、うなづけます。

主演男優賞も、ハンフリー・ボガードがいなければ、
マーロン・ブランドが獲得していたはずだし。

後の「ゴッド・ファーザー」マーロン・ブランドは、
この時はまだ駆け出しの俳優ですけど、
すでに三船敏郎並みの存在感です(^^)

助演女優賞のキム・ハンターは、
「猿の惑星」の猿役(味方になってくれる女博士)で
おなじみですけど、
精神が崩壊する姉とDV旦那に翻弄される役を
見事に演じています。

助演男優賞のカール・マルデンも、
二面性を持つ男役で存在感を出していますね。

しかし、そんな3人よりもすごいのが、
主演ブランチ役のビビアン・リー。

前半はマーロン・ブランドの
ワイルド&セクシーさに押され気味ですが(^^;
精神が崩壊していく後半の演技は
鬼気迫るものがあり、すさまじいです。

何がすごいって、彼女は「風と共に去りぬ」の
スカーレット・オハラですよ。

あの可憐な美女が、
この老け役&汚れ役&壊れ役をやるのかっていう。

「風と共に去りぬ」が1939年で、
「欲望という名の電車」は1951年。

どちらでも主演女優賞を獲得していますけど、
10年ちょっとでこんなに変わるものかと・・・。

女優のすさまじさを感じる作品でした。

まぁ今ではこの作品も、
ベテラン女優が実力を見せつける場
みたいになっていますけど(^^)

今年2017年の年末には、
大竹しのぶさん&北村一輝さん主演で
またまた舞台化されるそうです。


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