映画「断崖」概要・あらすじ・感想と見どころ

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1941年のアメリカ映画
「断崖(Suspicion)」についてです。

ネタバレもありますので、ご注意を!

概要

アルフレッド・ヒッチコック監督の
1941年公開映画「断崖」。

原題の「Suspicion」は、
直訳すると「容疑」とか「疑い」。

断崖が舞台の場面がいくつかあるので
「断崖」っていう邦題になったと思いますけど、
個人的には「疑い」の方がしっくりきます。

主演はジョーン・フォンテイン&
ケーリー・グラントの両スター(^^)

ジョーン・フォンテインはこの作品で、
第14回アカデミー賞(1941年対象)の
主演女優賞を獲得していますね~。

同賞は、実姉のオリヴィア・デ・ハヴィランドや
ベティ・デイヴィスを抑えての受賞です!

また本作は、主演女優賞以外にも
・作品賞
・ドラマ音楽賞
でノミネートされましたが、受賞はならず。

この年、作品賞を受賞した作品は、
ジョン・フォード監督の「わが谷は緑なりき」。

オーソン・ウェルズ初監督&主演作の
「市民ケーン」を抑えての受賞でした。


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あらすじ

ある日、列車の一等席で読書をしていた
リナ(ジョーン・フォンテイン)は、
ジョニー(ケーリー・グラント)という色男に
馴れ馴れしく(^^)話しかけられる。

彼は三等席の切符しか持っておらず、
車掌に一等席との差額を支払うように促され、
リナに足りない分を支払わせる。

ちょうど新聞にジョニーが載っていて、
リナはジョニーを見つめる。

後日、ジョニーは乗馬会でリナを見かける。

彼女は列車で会った時の眼鏡姿とは違い、
とても魅力的だった。

ジョニーはリナを知る人から、
彼女はお嬢さまだからあなたとは釣り合わない
と言われるが、リナに俄然興味がわく。

後日、ジョニーはリナの知人と共に、リナの家へ。

そこでリナが、
自分が載っていた新聞の切り抜きを
大事そうに持っていることを知る。

ジョニーはリナを散歩に誘い、楽しいひと時を過ごす。

家に帰ると、リナの両親が
リナは結婚に向いていないと話していた。

それを聞いたリナは、ジョニーにキスをする。

リナが両親にジョニーのことを話すと、
彼はギャンブルや女関係で悪い噂が多いと言られるが、
リナは信じない。

リナはジョニーからパーティーに誘われ、
そこで結婚を誓い合い、
二人は駆け落ち同然で新婚旅行へ。

新婚旅行は世界各国を回る豪勢なもので、
新居もメイドに家具付きの豪華なもの。

しかし旅行も新居も、すべて借金での支払いだった。

ジョニーはリナの両親の金を当てにしていて、
仕事もしていない(^^;

いとこに仕事を斡旋してもらって、
これから働くようだが・・・。

家にやってきたジョニーの友人ビーキーは、
ジョニーを競馬場で見たという。

リナは今後の生活に(ようやく^^;)不安を覚える。

ある日、ジョニーは2000ポンド分の
豪華な買い物をしてきたが、
それはいとこの会社から横領した金(!)で
買ったものだった。

リナには知らせていなかったが、
ジョニーは横領が原因で会社を首になっていた。

そんな折、リナの父の訃報が届くが、
遺産はそれほど入らない。

リナの不安は募る一方だ。

ある日、ジョニーはビーキーと共に
土地の取引で一儲けしようと計画する。

ジョニーが計画を立て
ビーキーが出資するものだったが、
計画は中止となり、さらにビーキーの訃報が届く。

リナは、ビーキーの資産目当てで
ジョニーが殺害したのではないかと疑う。

さらにリナはジョニーを疑っていく。

「借金の返済は別の方法で」
というジョニーが書いた手紙。

「支払いは妻の死亡時に限る」
という保険会社からの連絡。

「殺人ならだれにも気づかれない方法
・・・例えば毒とか」という会話。

リナは、ジョニーが自分を保険金目当てで
殺害をしようとしていると疑うようになった。

体調が悪いという自分のために
ジョニーが作ってくれたミルクも、
毒が入っているのではと疑い飲めない。

リナは実家に帰ることを決意したが、
ジョニーは車で送っていくと申し出て聞かない。

リナの実家へ向かう2人の乗った車が
スピードを上げ、断崖に差し掛かった時、
車のドアが開き、リナはジョニーに腕をつかまれる。

リナは殺されるのではないかと、大声を出し取り乱す。

ジョニーは車を止め、
リナに危ないじゃないかと諭す。

そして、リナの保険を担保に
借金の返済を考えていたが断られたこと、
これ以上リナに迷惑はかけられないので
自殺を考えていたことなどを打ち明ける。

全てはリナの誤解だったのだ(^^)

二人の乗った車は、
断崖から自分たちの家へとUターンしていった。


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感想と見どころ

一目ぼれで駆け落ち同然の結婚をしたお嬢さまが、
遊び人の旦那に次第に不信感を募らせ、
ついには自身の殺害を計画しているとまで疑うが、
結局そんなことないよ~っていうストーリー(^^)

ちょっと強引かなと思いますね。

いくら一目ぼれの駆け落ち結婚でも、
旦那の職業ぐらい確認しとけよっていう(^^;

無職で女ったらしのギャンブラーですよ(^^;

どうやって生活するつもりだったんでしょうね。

主演のジョーン・フォンテインは、
深窓の令嬢

恋する乙女

夫を大好きな若妻

夫を疑いまくる怖い女
・・・という変化を
うまく演じていたと思います(^^)

これでアカデミー主演女優賞を獲ってますしね~。

見どころは、
主演の美男美女はもちろんですが(^^)、
やっぱり有名な「光るミルク」のシーンですね。

劇中終盤で、体調が悪いと訴えるリナに
ジョニーがミルクを作って持っていくんですが、
そのミルクが白く不気味に光っています。

その時のリナは、
ジョニーが自分を毒殺しようとしている!
と思っているんで(ただの思い込みですけど)、
ミルクは凶器なわけです。

その不気味さやリナの不安な気持ちを、
光り輝くミルクが上手く表現していると思います。


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