映画「或る夜の出来事」概要・あらすじ・感想

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1934年のアメリカ映画
「或る夜の出来事(It Happened One Night)」
についてです。

ネタバレもありますので、ご注意を!

目次

概要

あらすじ

感想

概要

「或る夜の出来事」は
クラーク・ゲーブル主演のラブコメディ。

ラブコメの教科書みたいな映画です(^^)

クラーク・ゲーブルは「風と共に去りぬ」の
レット・バトラー役の方が有名ですかね~。

ただ、彼がオスカーを獲得しているのは、
こちら「或る夜の出来事」の方です。

しかし、作風も役柄も180度違いますね(^^;

「或る夜の出来事」は、
第7回アカデミー賞(1935年)で
・アカデミー作品賞
・アカデミー監督賞(フランク・キャプラ)
・アカデミー主演男優賞(クラーク・ゲーブル)
・アカデミー主演女優賞(クローデット・コルベール)
・アカデミー脚色賞
の5部門を受賞。

この主要5部門を独占したのは史上初で、
2017年現在でも、
・カッコーの巣の上で(1975年)
・羊たちの沈黙(1991年)
を合わせた合計3作品しかありません。

いずれも、その年の圧倒的な評価を集めた作品
ということになりますね。

最近のオスカーは
主要賞が分散する傾向があるので、
今後達成するのはなかなか難しそうです。


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あらすじ

世間知らずでわがままな
大富豪の令嬢エリーは、父親と大ゲンカ中。

勝手に結婚を決めてきて、
父親が「あの男だけはダメだ」と言っても、
聞く耳も持ちません。

ヨットの上で説得を受けますが聞き入れず、
なんと海に飛び込んで、そのまま逃げます(^^)

エリーは、父親が反対する結婚相手のいる
ニューヨークへ行くため、夜行バスに乗ることに。

そこで失業中の新聞記者ピーターと出会います。

二人はバスで隣同士の席になりますが、
どうにもウマが合わないようで、雰囲気は最悪。

エリーの父親は娘の捜索願を出していて、
その新聞記事を読んだピーターは事情を知り、
エリーと行動を共にすることに。

この時のピーターはまだ、
スクープ記事によるお金目当てでした(^^)

道中、エリーのカバンが盗まれたり、
困っている母子にお金を渡したりしたので、
二人の所持金はどんどん減っていきます。

そして夜、何とかお金を工面して宿を借りますが、
小さい部屋を1つ借りるのがやっと。

ピーターは、二人が寝るベッドとベッドの間に
ロープとシーツを使って敷居を作り、
「ジェリコの壁」と呼びます(^^)

「ジェリコの壁」とは、
聖書に出てくる壁のことだそうです。

二人はニューヨークへと急ぎますが、
父親の雇った探偵や
懸賞金狙いの人物をやり過ごし、
一緒にヒッチハイクや野宿をするうちに、
いつしか二人は惹かれ合っていきます。

あと少しでニューヨークという夜。

いつもように「ジェリコの壁」が
二人の間にはありますが、
エリーはついに自分の思いを
ピーターに打ち明けます。

突然のことに戸惑うピーター。

少し時間を置き、真意を聞き返しますが
エリーはすでに夢の中。

ピーターは、失業中のままでは
エリーと一緒になれないと思い、
眠るエリーを残して急いでニューヨークへ。

今回のエリーとの出来事を大急ぎで記事にして、
新聞社にスクープ記事として売り込みます。

しかし、ピーターがいないことに気づいた
エリーは自分が捨てられたと思い込み、
ピーターとは別の男と結婚することを
父親に伝えます。

ピーターも戻ってみたらエリーがいないので、
自分は振られたと思い込みます。

こうして勘違いが原因で二人は離れ離れに・・・。

やがてエリーの結婚の日が近づきます。

しかしエリーの父親は、娘の様子が
おかしいことに気づいて問い詰めると、
ピーターという男のことが好きだと告白。

父親はピーターに会って、
彼もまた娘のことを愛していることを確認し、
ピーターの飾らない人柄を気に入ります。

しかし、当人同士の誤解は解けないまま
迎えたエリーの結婚式当日。

父親はエリーに、この結婚を破棄して
ピーターと結婚するよう諭します。

エリーは結婚の誓いの言葉を述べようとした
その時に、バージンロードを引き返し
ピーターの元へ・・・。

時は流れてピーターとエリーの新婚旅行。

二人の間にあった「ジェリコの壁」が
ついに取り除かれるのでした。


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感想

これぞラブコメの王道(^^)

今見ても面白いです(^^)

ピーターはぶっきらぼうですけど、
いざという時は頼りになって男らしい。

エリーは奔放でわがままですけど、
何だかんだで、可愛いんですよね~。

お似合いの二人ですわ(^^)

特に印象に残った場面は、
①ヒットマンを演じるピーター
②ヒッチハイクをするピーター&エリー
③「ジェリコの壁」崩壊
の3つです。

①ヒットマンを演じるピーターは、
懸賞金目当てでエリーに近づく男に、
ピーターが「俺は実はヒットマンなんだぜ」
とすごんで追い払う場面。

なかなかの迫力で、
相手の男のビビり方も面白いです(^^)

②ヒッチハイクをするピーター&エリーは、
この映画の中でも有名な場面だと思います。

ピーターがエリーに、
「ヒッチハイクはこうやってやるんだぜ」
とかっこをつけて何度もやるんですけど、
全く成功せず(^^;

見かねたエリーが、手を上げる代わりに
足を少し見せると一発で成功(^^)

ベタ過ぎる展開ですが、そこがいいです(^^)

③「ジェリコの壁」崩壊は、
この映画を象徴する場面ですね。

映画の最後、エリーが結婚式を飛び出して
ピーターのところに向かいますが、
二人が会う場面は劇中にありません。

本来なら、ウェディングドレス姿のまま
息を切らしてやってきたエリーを見て、
ピーター「何をやってるんだ、エリー?」
エリー「私、やっぱりあなたのことが・・・」
ピーター「・・・僕もだよ、エリー!!」
・・・的なお約束シーンになるはず(^^)

でもそれをせず(二人は全く出てきません)、
二人の間にかけてあったシーツ=ジェリコの壁が
なくなる場面があるだけで、そこで映画終了。

二人の関係を「ジェリコの壁」で
表現しているところがが見事ですね~。

この「ジェリコの壁」の演出のおかげで、
オスカー5部門独占と言っても
過言ではないと思います(^^)


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