シャーガス病ってどんな病気?

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●シャーガス病とは

クルーズトリパノソーマという寄生原虫が感染源で、
人や動物などの哺乳類が感染する病気です。

主に中南米が流行地域ですが、
北米や欧州、アジア等でも感染例が報告されています。

病名の由来は、病気の発見者である
ブラジルのシャーガス医師の名前です。

 

●感染経路

サシガメ(カメムシの一種)という
吸血性の昆虫に刺された傷口や粘膜などから、
サシガメのフンの中にいるクルーズトリパノソーマが
体内に入ることによって感染します。

サシガメを媒介としない感染経路としては、
母子感染や臓器移植、輸血による感染などがあります。

また、生のジュース(アサイーやサトウキビなど)を
飲むことで感染する例もありますが、
クルーズトリパノソーマは60度以上の熱で死滅するので、
しっかりとした衛生環境のもとで
熱殺菌され作られた飲料からは、
感染する危険性はありません。

 

●症状

急性期の症状には、発熱や刺された部位の炎症などがあり、
多くの場合は数週間で収まります。

その後、症状の特にない慢性期に入ります。

症状が出ないないまま一生を終える人もいますが、
長い場合では数十年にわたる潜伏期間を経て、
心疾患や消化器疾患などの
重篤な症状を発症することもあります。

 

●治療法

治療薬は2種類のみで、
ベンズニダゾールとニフルチモックスです。

どちらの薬も副作用が強く、
治療が終わるまでに2ヵ月以上かかります。

また、感染後早期に投薬を開始すれば
治癒率は高いですが、
感染から時間が経てば経つほど
薬の有効性は低下します。

 

●日本での対応

日本では2013年8月に、
中南米出身の40代男性が献血した血液から、
国内で初めてシャーガス病の抗体陽性が見つかりました。

日本赤十字社では、

1.中南米諸国で生まれた/育った
2.母親又は母方の祖母が中南米諸国で生まれた/育った
3.中南米諸国に連続して4週間以上滞在/居住

のいずれかに該当する場合は、
献血の受付時に申告を求める安全対策を行っています。



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