インフルエンザウイルスA・B・C型の違い

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●インフルエンザウイルスとは

インフルエンザウイルスは、
インフルエンザの感染源となるウイルスです。

インフルエンザウイルスの表面には、
「HA(ヘマグルチニン)」と
「NA(ノイラミニダーゼ)」という、
2種類のたんぱく質の突起がたくさんあります。

HAはウイルスが細胞内に侵入する時に働き、
NAはウイルスが細胞外へ出ていく時に働きます。

簡単にまとめると、
HAが細胞にくっついて感染

NAが細胞にくっついたHAを切り離す

HAが別の細胞にくっついてまた感染
を繰り返して感染が広がっていきます。

このHAとNAの種類が、
・たくさんある→A型インフルエンザウイルス
・1種類ずつ→B型インフルエンザウイルス
・なし→C型インフルエンザウイルス
になります。

主な感染対象は、
A型:人、鳥、豚、馬など
B型:人など
C型:人、豚など
となっています。

それぞれの型について詳しく見ていきます。

 

●A型インフルエンザウイルス

世界的に大流行して問題となるウイルスは、
たいていこのA型になります。

A型インフルエンザウイルスには、
HAが16種類(H1~H16)、
NAが9種類(N1~N9)存在し、
このHAとNAの組み合わせで
144の「亜型」(H1N1~H16N9)が
理論上存在します。

このようにたくさんの亜型があり、
人以外の動物にも感染し、
さらに同じ亜型でも性質が違ったりするので、
とても流行しやすいのです。

新しい亜型への突然変異が起こると、
世界的な大流行になることもあります。

1918年のスペインかぜ(H1N1亜型)、
1957年のアジアかぜ(H2N2亜型)、
1968年の香港かぜ(H3N2亜型)などがそうです。

2009年に日本でも問題となった
新型インフルエンザは、
H1N1亜型が原因となったインフルエンザです。

 

●B型インフルエンザウイルス

数多くの種類があるA型と違って、
B型インフルエンザウイルスは
HAとNA、それぞれ1種類ずつです。

人以外にはほぼ感染せず、
ウイルスの種類も2種類しかないので、
A型のように新型インフルエンザや
パンデミックとして問題になることは少ないです。

ただ、感染した場合の症状はA型に似ていて、
重篤な状態になることもあるので注意が必要です。

流行する場合、
A型は同じウイルスが世界中で流行しますが、
B型は2種類のウイルスが
地域ごとに流行する傾向があります。

 

●C型インフルエンザウイルス

C型インフルエンザウイルスには
HAもNAもなく、その代わりに
HAとNA両方の働きをする、
「HE(ヘマグルチニンエステラーゼ)」
が1種類だけあります。

1度感染すると免疫ができるので、
2度感染することはありません。

このC型に感染するのは
主に4歳ぐらいまでの子供で、
軽い風邪のような症状が出るだけです。

よって、A型やB型のように、
インフルエンザの流行として
問題視されることは少ないです。



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