ノロウイルスについてまとめました

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●ノロウィルスの歴史

1968年、米国オハイオ州ノーウォークの
小学校で急性胃腸炎が集団発生し、
患者の便の中からウイルスが見つかりました。

このウイルスは町の名前から
「ノーウォークウイルス」と名づけられます。

1972年、このウイルスを電子顕微鏡で観察すると
球状で他のウイルスより小さいことが分かり、
ノーウォークウイルスは
「小型球形ウイルス」の一種だと
考えられるようになりました。

1977年、日本の北海道札幌市で、
幼児に集団胃腸炎が発生して、
小型球形ウイルスが発見されました。

このウイルスは「サッポロウイルス」と呼ばれ、
ノーウォークウイルスとよく似ていますが、
「ダビデの星型」という
特徴的な構造を持っています。

そして、小型球形ウイルスの中で、
ノーウォークウイルスの特徴を持つウイルスを
「ノーウォーク様ウイルス」、
サッポロウイルスの特徴を持つウイルスを
「サッポロ様ウイルス」と呼ぶようになります。

2002年の国際ウイルス学会で、
ノーウォーク様ウイルスは
「ノロウイルス(Norovirus)」、
サッポロ様ウイルスは
「サポウイルス(Sapovirus」)」と
呼ぶことが決まりました。

 

●感染について

感染力は非常に強いです。

感染者のおう吐物や便には、
わずかな量の中に大量のウイルス
(便1グラムに1億個以上)が含まれますが、
そのうちの10~100個が体内に入るだけで
感染すると言われています。

主な感染経路は以下の通りです。

・ウイルスを取り込んだ貝類を生食して感染

・感染者が作った料理を食べて感染

・感染者が接触した場所を触った手についた
ウイルスが、口の中に入って感染

・感染者のおう吐物が乾いて舞い上がり、
口から吸い込んで感染

ウイルスが口から体内に入るケースが
ほとんどのようですね。

感染したかどうかの診断は、
おう吐物や便から
ウイルスを検出することで行われます。

 

●症状・治療・予防

感染しても発症しないケースもありますが、
発症するケースでは、感染後の潜伏期間
(1~2日)が過ぎると発症します。

発症すると、吐き気、おう吐、
下痢、腹痛、微熱などの症状が出ます。

症状は早期に収まることが多いですが、
乳幼児や高齢者などは、
下痢が続いて脱水症状が出たり、
おう吐で喉がつまったりすることがあるので、
気をつける必要があります。

また、症状が出ている時はもちろん、
症状が収まった後や、発症していないケースでも、
便などを通じて、ウイルスが体外に出ていくので、
二次感染を引き起こさないよう注意が必要です。

治療に関しては、ノロウイルスに対抗する
ワクチンや治療薬はないので、
対処療法を中心に行っていくことになります。

予防には、手洗い・加熱・消毒が
有効と言われているので、それらを徹底して、
感染および感染拡大を防ぐことが大切ですね。



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